【掃除】という仕事にみる美容師としての意識の高さ
2017/10/27
火曜日
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2017/10/27
今日の記事は、Airの木村さんのブログ記事を見て、
【掃除】という基本的なところにも繋がるところを感じていたので、少し真似して書いてみます。
召喚獣は出てきませんが(笑)
店のスタッフに向けて書いてる記事でもあるので美容師さん向けの内容です。
美容師になって一番最初にする仕事、決まってそれは【掃除】です。
基本中の基本で美容師かどうかにかかわらず大事な事ですよね。
その【掃除】に対する姿勢と考え方について書いてみます。
汚いのが見えていないのか?
気付いているけどまぁいっかで終わらせているのか?
お客様は普段の生活の中で、周りに細かい毛屑が落ちている事はほぼありません。
しかし、僕ら美容師は毎日髪を扱っていて、周りに落ちている毛屑に鈍感になりがちです。
毎日の様に服に毛屑が付いていたり、カットしてて毛屑を食べてしまったり。
営業後にもなると、大量の髪の毛がダストボックスに入っています。
毛屑が周りにあふれる環境は美容師にとって当たり前ですが、お客様には到底理解できない見慣れない環境です。
単純に、
【他人の髪の毛は気持ち悪い!!】
というのが、一般的なんではないでしょうか?
ですので、誰の髪かも分からない毛屑が、テーブルの上に落ちていたり服に付いたりする事はありえない。
ただ【掃除】という作業をしているだけにならず、自分がお客様になったつもりで【掃除】に取り組んでいくと見えないものが見えてくるはず。
そこに気付かないまま成長した場合、お仕上げの後にお客様の顔についている髪の毛も気付かずに、そのまま帰してしまうんでしょうね。
ハケやカラーカップをキレイに洗えておらず、お薬が少し残っている状態で新たにお薬を作るのはどうなのか?
誰でもすぐにわかる事ですよね。
適当に洗ってハケやカップに前回のお薬が残っている事はあり得ない。
次に使う時に新しく作ったお薬と混ざってしまう。
最悪、カラーのトラブルや色むらになる可能性だってある。
トイレの清掃状態でそのお店はどのくらい【掃除】に気を付けているのか分かりますよね。
汚いイメージの場所だからこそ、常にキレイに保ちたいですね。
ここにはスタッフの性格がそのまま出ますね。
自分のロッカーの整理整頓が出来ているか?
やはり身の回りがキレイに整頓されている人ほど、仕事もスマートな印象があります。
自分のロッカー周りが散らかっている場合、そのスタッフはお客様をキレイにするという意識は薄いんだろうなと、先輩から判断されても何も言えませんよ。
お客様に見えない部分だからこそ、キレイにしておく場所なんではないでしょうか?
普段の身の回りが汚い人間が営業中だけキレイ好きを演じる事は不可能です。
普段からの意識の違いがその差に表れます。
クロスを付けてもらう時に、髪の毛はついていないですか?
クロスがカラー剤で汚れていませんか?
美容師がまぁいっかと思っている以上にお客様は嫌がっています。
ただ掃除という作業をしているだけなのか?
お客様目線になって掃除をしているのか?
接客業というお客様がいて初めて成り立つ仕事をしているのに、お客様目線で掃除すら出来ないのはその後の成長に大きく係わってきますね。
僕はいつもお客様の気持ちになって考えてどういうスタイルを望んでいるのか、どう気持ちよく過ごしてもらうのか、お客様の立場になって考えています。
もちろんみんなそういった考えでしょうし、そういう考えであって欲しいと思っています。
何故【掃除】出来ない?
出来ていないわけでは無いですが。
掃除はしているんだけど、なぜ気づかないのか。
【掃除】で細かいところに気付いて掃除出来る人は、お客様に接しているときも繊細な気遣いが出来る人が多いです。
このくらいでいいか、まぁいいか。で終わらせてないでしょうか?
そのまぁいっかの考え方は、確実に接客中にも出てくるでしょう。
【掃除】をまぁいっかで終わらせる人間は、仕事もまぁいっかで終わらせます。
美容師はお客様以上に潔癖症でも良いのかもしれません。
掃除の意識レベルはその人の美容師レベル、その美容師レベルは店のレベルに影響してくると思います。
たかが【掃除】、されど【掃除】、しっかりとお客様の笑顔を思い出して取り組んでいきたいですね。
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